コントロールできることに集中する。
「他人は変えられない。自分のコントロールできることに集中するだけ。」
昨年12月28日、現役引退を表明した松井秀喜選手が大リーグで繰り返し口にしていた言葉です。
松井秀喜「不動心」(新潮社)の中でもう少し詳しく語っています。
「相手の投手が,僕をどう打ち取ろうとしているか,それを僕自身がコントロールすることはできません。僕をどういう球で,あるいは,どういうコンビネーションで打ち取ろうとしているか,それは,僕にとってはどうしようもないのです。でも,僕にもコントロールできるものがあります。相手が投げてくる球をどういう風に待って,あるいは,どういう身体の使い方をして,または,どういうスイングをしていくか。これは,自分で考え,そして練習することによって,自分自身をコントロールし,打つことができるように持っていく可能性も出てくるわけです。
相手がいいボールを投げてきたからどう打つかではなく,打つために自分はどうしたらいいか,何をすればいいのかということです。僕は,このことを常に考えてきました。
たとえ相手投手がタイミングを外すボールを投げてきても,練習によって,タイミングを崩されないような自分のタイミングをしっかりと身につけておけばいい。常にそれに対応できる“身のこなし”を身につけておけば,それでいいのです。」
イチローも同じようなことを言っています。
「自分にコントロールできることと、できないことを分ける。」
2人の言葉は私達の日常やビジネスに、いろいろ生かせそうですね。

2013.01.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ビジネス・コトバ
